【アニメ感想】「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の評価レビュー

©佐伯さん・SBクリエイティブ/アニメ「お隣の天使様」製作委員会
TVアニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』公式サイトより引用

評価:3.0

こんにちは。

この記事ではアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の感想を書いていく。

ストーリー展開はかなりベタ。

どこか懐かしく、昔の作品を思い出すと思う。

しかし最近ではそんなに見なかった気もするので、一周回って今の時代にあっているのかもしれない

そしてなにより、ヒロインが可愛い。

男の理想としたヒロイン像を体現したキャラクターとなっている。

1番もったいなかったのが、後半の作画が甘々な展開に追いついていないこと。

展開よりも作画が気になってしまって、『う~ん』っていう感じがすることもしばしばあった。

しかしヒロインは可愛い。

アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」のあらすじ

進学して一人暮らしを始めた高校一年生の藤宮 周。

彼の住むマンションの隣には、学校で一番の美少女・椎名真昼が住んでいる。

特に関わり合いのなかった二人だが、雨の中ずぶ濡れになった彼女に傘を貸したことから、不思議な交流が始まった。

自堕落な一人暮らしを送る周を見かねて、食事をつくり、部屋を掃除し、なにかと世話を焼く真昼。

隣同士で暮らす二人は、ゆっくり、少しずつ、お互いの心を通わせていく。

これは、可愛らしい隣人との、甘くて焦れったい恋の物語――。

TVアニメ『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』公式サイト:Storyより引用

アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」はどんな作品?

主人公「藤宮周」とヒロイン「椎名真昼」が仲良くなっていく過程のイチャイチャを、ニヤニヤしながら見るアニメだ。

最初から最後までほとんどギスギスすることなく、お邪魔虫も出てこない。

仲が深まっていくのを楽しむ作品となっている。

それとタイトル詐欺と言ったら聞こえは悪いが、この作品は「高スペックの主人公がヒロインにダメ人間にされるストーリー」ではない。

主人公は普段から活力がなく、家事全般ができない「ダメ人間」である。

そんな主人公がヒロインと出会って、ヒロインと並んで歩いても恥ずかしくない男になるため努力するストーリーにもなっている。

アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の感想

懐かしいベタな展開

主人公の藤宮周とヒロインの椎名真昼は、マンションの隣同士だが接点はなかった。

そんな中公園で雨の中ずぶ濡れになっていた真昼に、周が傘を貸したことから物語が始まる。

先に言ってしまうと、今後も「どこか見たことある展開」が続く。

「部屋が隣どうし」「世話を焼いてくれる学校で一番の美少女」「チャラい風の良い友人」「ケガしておんぶ」「バレンタイン」「体育祭」etc

なので、もしかしたら一部の人は脱落してしまうかもという印象。

2人の関係性

傘を貸した次の日、周が熱を出してしまう。

真昼は自分が原因だから「借りは返します」と言い、周の看病をすることに。

周は掃除・洗濯・料理、家事全般が苦手で、生活力がまるでなかった。

見かねた真昼は周が回復した後も世話を焼くようになる。

そんな奇妙な関係が続き、少しずつお互いのことが気になりだす。

この1クールで2人のイチャイチャが最後まで続くことになる。

初詣やゲームセンターに出かけたり、プレゼントを交換しあったりして、ゆっくりとお互いの関係を深めていくのが、丁寧に描かれていた。

そして、そんな中で押し出さられる真昼の可愛らしさが、このアニメの最大の魅力だと思う。

次のステップへ進む

2人の距離が縮まっていき、真昼の気持ちに気づきながらも、自信が持てない周は一歩を踏み出せないでいる。

それは過去、友人と思っていた人に、ただの金づるとして利用されていたからだ。

そうした中、行われた体育祭。

周と真昼は借り物競争に出る。

借り物はお互い同士だったので、周りの目を気にせず手を握りゴールへと走る。

真昼のお題は「大切な人」。

周囲のざわめきをお構いなしに「大切な人」だと告げられた周は決心して真昼に告白する。

そしてめでたく2人は付き合いだすことになってアニメは終了する。

終始見ていて気恥ずかしくなるベタ甘い展開。

それが一貫していたので、展開がブレブレになることがなく、かなり良かったと思う。

真昼が可愛い

とにかくヒロイン「椎名真昼」が可愛い。

「ビジュアル」「家で料理を作ってくれる」「強がりだけど弱みを見せてくれる」「イケメンに興味ない」「自分にだけ心を開いてくれる」など上げたらキリがない。

作品を作るうえで当然かもしれないが、男にとって完璧と言って良いほどのヒロイン像に仕上がっている。

作画は悪くないが、動きが怪しい

作画は決して悪くない。

引き気味の作画では気になる部分もあるが、アップは頑張っていたと思う。

しかし作画より気になったのがキャラクターの動きだ。

動きが単調すぎるように見える時があるのが残念。

前述にも書いたがこのアニメの最大の魅力は、ヒロイン「椎名真昼」に詰まっていると思う。

動きの悪さによってその魅力が減っているのが非常に残念だ。

タイトルから思っていたストーリーと違った

タイトルが「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」だったので、てっきり高スペックな主人公がダメ人間にされていくストーリーかと思ったが違った。

周はもともとダメ人間である。

そして、周はダメ人間にされない。

真昼と並んで歩くために努力していくストーリーだった。

初見だとここに違和感を覚えると思う。

アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」はどこまで?

原作ラノベの4巻までアニメ化された。

この記事執筆時(2023年4月28日)では、本編8巻+短編集1巻の合計9巻が刊行されている。

ストックはあるので売上次第で2期の可能性も十分にあるでしょう。

アニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の評価:★★★☆☆

評価:3.0

ベタな展開が多いがそれが悪いということではなく、むしろ好きな人にとっては、真昼の魅力もあって良い作品だと思う。

逆に見慣れすぎてお腹一杯の人にとっては、少々厳しいか。

それと何度も書いているが、この作品は真昼の可愛さを前面に押し出している作品でもあるので、ヒロインが気になっているならぜひ見てほしい。

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